京都城陽 青谷の梅
京都府の南部に位置する城陽市青谷は、古くから梅の産地として知られています。その起源は鎌倉時代までさかのぼると言われていますが、明治時代頃に、「城州白」という品種の梅が生産され始めました。 主に青梅として出荷されていたために、梅干しとしてはあまり知られてはいませんでしたが、「城州白」の美味しさを知っていただきたく、塩漬け・天日干しからすべての加工を一貫して行い、商品化いたしました。 時代とともに生産量は少なくなり、数に限りがございますが、城陽市の至宝でもある希少な城州白をぜひご賞味ください。収穫した梅の実を見て思わず口にした言葉は「美事」でした。完熟した梅の実の香り、大きさ、やわらかさなど、城州白の中でも際立つ美事な梅のみを揃えました。
長年培ってきた美味しい梅作りの技で、城州白だけに感じられる香り・甘み・酸味をそこなわないよう丁寧に仕上げました。城州白ならではの味わいをお楽しみください。
果肉豊かな城州白を甘くなるまでじっくりと漬込み、一粒一粒丁寧に種を抜いてほどよくしっとりと干し上げました。やさしい甘みと香りがさわやかに広がります。
樹上で完熟した城州白のさわやかな酸味と、氷砂糖のやさしい甘みがとけあうまでゆっくり時をかけて漬込みました。春の光を待つつぼみのような甘酸っぱさと、ほのかな梅の香りをお楽しみください。